レンタルスペース運営代行5社を調査|料金体系と選び方【2026年版】

文・編集:upnow media編集部 | 編集方針

この記事の要点

  • 拠点が3つを超えると、問い合わせ対応や清掃、備品の補充が本業の時間を圧迫し始める
  • 任せられる業務は、運用を始める前・運用中・撤退するときの3段階に分けて考える
  • 初期費用は運営だけを任せるなら10万円前後から、企画や内装まで含めると20万円以上
  • 委託しても、スペースを気に入ってくれた利用者との接点は自分の手元に残しておく

レンタルスペースの運営代行が選ばれている理由

レンタルスペースは、拠点が増えるほど問い合わせ対応や清掃、備品の補充に時間を取られます。1〜2拠点なら自分で回せても、3拠点を超えると本業や新規出店に時間を割けなくなる運営者は少なくありません。そこで使われているのが運営代行サービスです。運営代行とは、スペースの予約管理、利用者対応、清掃手配、価格調整などを、手数料を払って専門会社に任せる仕組みです。

この記事では、2026年9月時点で公式サイトに料金や業務範囲を載せている運営代行サービス5社を調べ、それぞれの特徴を紹介します。掲載順に優劣の意味はありません。

運営代行に任せられる業務の範囲

任せられる業務は、会社によってかなり差があります。一般的には、運用を始める前、運用中、撤退するときの3段階に分けて考えるとわかりやすくなります。

運用前の支援は、物件探し、スペースの企画、家具や設備の設置、予約サイトへの掲載ページ作成などです。運用中の業務は、問い合わせや予約の管理、利用者からのトラブル対応、清掃と消耗品の補充、レビュー管理、価格の調整です。撤退するときは、入っている予約の対応や退去の手配を支援する会社もあります。

注意したいのは、同じ「運営代行」でも、清掃が別料金のオプションだったり、近隣からの苦情対応が含まれていなかったりする点です。見積もりを取るときは、どこまでが基本料金に入っているかを必ず確かめてください。

参照:
https://crewtone.jp/contents/operation/
https://space-palette.jp/blog/Business-domain-of-rental-space-management-agency

料金体系は3タイプ、比べるときの注意点

運営代行の料金は、初期費用と毎月の費用に分かれます。初期費用は、運営だけを任せるなら10万円前後から、企画や内装まで含めると20万円以上になるのが目安です。

毎月の費用には3つのタイプがあります。1つ目は売上の一定割合を払う成果報酬型です。売上が少ない月は負担も軽くなりますが、売上が伸びるほど手数料も増えます。2つ目は毎月決まった額を払う固定型です。売上が大きいと割安になりますが、稼働が低い月は赤字になりやすくなります。3つ目は両方を組み合わせた複合型で、最低料金を決めたうえで成果報酬をかけるやり方などがあります。

比べるときは、代行手数料とは別に、掲載している予約サイトの手数料、清掃費、備品代、決済手数料がかかる点に気をつけてください。代行手数料の率だけで比べると、手元に残る利益を見誤ります。

参照:
https://crewtone.jp/contents/operation/
https://space-palette.jp/blog/Business-domain-of-rental-space-management-agency

主要なレンタルスペース運営代行サービス5社

METRO MINUTES(メトロミニッツ)

株式会社クルトンのサービスです。公式サイトでは全国で1,200拠点以上を運営し、累計予約は90万件を超えるとしています。対応エリアは東京、大阪、愛知、福岡などで、全国に広がっています。料金は初期費用19.8万円〜、月額は売上の8%〜で、物件の規模や任せる範囲によって変わります。空き物件をレンタルスペースにする企画から運営まで、まとめて相談できるのが特徴です。

https://crewtone.jp/metrominutes/

SPACE MOLE(スペースモール)

株式会社スペースモールのサービスです。同社は2021年6月からスペースマーケットのグループ会社です。公式サイトでは250室以上を運営し、累計予約は13万件以上としています。価格調整、メッセージや電話の対応、予約管理、トラブル対応、簡単な清掃、備品補充、レビュー管理を任せられます。料金は、運営代行だけなら初期費用11万円〜、企画と運営のセットなら26.4万円〜で、代行手数料は売上の10%です。掲載サイトの手数料や清掃・備品の費用は別にかかります。対応エリアは首都圏、大阪、名古屋、福岡などです。

https://spacemole.co.jp/

ShareSpe(シェアスペ)

株式会社エアサポのサービスで、パーティースペースの運営を得意としています。公式サイトでは累計440件以上の物件を運営し、利用者は200万人を超えるとしています。24時間対応の電話窓口、内装のコーディネートや写真撮影、近隣からの苦情対応まで任せられます。料金は、基本プランの初期費用が50〜100平方メートルで8.8万〜10万円、月額は売上の11%です。初期投資なしで売上を折半するプランもあります。東京が中心で、23区の外は追加費用がかかります。

https://sharespe.com/

ふれあいサービス

ふれあいサービス株式会社が運営しています。公式サイトでは口コミだけで300件以上の運営実績があるとしています。料金は、売上の割合ではなく月額9,000円〜の固定型で、初期費用は18万円〜です。利用者対応、清掃やメンテナンス、消耗品補充、掲載内容の変更、苦情対応を任せられ、毎週写真付きで報告があり、売上をいつでも確認できます。駅から近い物件なら全国で対応していますが、地方の一部はスタッフの都合で対応が難しい場合があります。

https://fureai.space/daikou/

LAND PLACE(ランドプレイス)

株式会社ランドプレイスのサービスです。対応エリアは東京、神奈川、千葉、埼玉で、ほかの地域は相談に応じます。集客から予約管理、問い合わせ対応までを一括で任せられ、周辺の市場データを使った価格の見直しや、複数の予約サイトにまたがる予約の重なりの管理もしています。料金は、定員12名までのスペースなら売上の7.7%(最低7,700円/月)で、清掃と補充は月13,200円のオプションです。

https://landplace.jp/agency/

運営代行会社を選ぶときに確認したい4つのこと

1つ目は費用の全体像です。初期費用と代行手数料に加えて、清掃費、備品代、予約サイトの手数料まで入れた月の収支を試算してもらいましょう。売上が下がった月のシミュレーションもあると安心です。

2つ目は業務範囲です。夜間の緊急対応、近隣からの苦情、鍵のトラブル、清掃の品質チェックを誰が担当するのかを、契約前にはっきりさせておきます。

3つ目は、得意な用途と地域です。パーティースペース、会議室、撮影スタジオでは、求められる運営のしかたが違います。自分の物件と近い用途・地域での実績があるかを確かめてください。

4つ目は契約期間と解約の条件です。最低契約期間や違約金の有無、解約したときに予約サイトのアカウントやレビューを誰が引き継ぐかは、見落としやすいポイントです。

参照:
https://crewtone.jp/contents/operation/
https://a-womb1518.com/staff/20250412/

委託しても、自分の手元に残しておきたいもの

運営を任せても、スペースの持ち主が自分であることは変わりません。長く続けるうえで大事なのは、スペースを気に入ってくれた利用者との接点を持ち続けることです。

最近は、予約サイトの検索だけでなく、Googleマップやスペース名での検索、SNSからスペースを見つける利用者も増えています。こうした流入を受け止める自前の予約ページがあれば、運営代行に任せている場合でも、スペース独自の予約の窓口を持てます。代行会社を変えるときや自分で運営に戻すときにも、積み上げたお客さんとの接点を失わずにすみます。

upnow(アップナウ)は、レンタルスペース向けの自社予約システムです。Googleマップや指名検索、SNSから来た利用者の予約の受け皿を、初期費用・月額費用0円で作れます。予約ごとのサイト利用料や決済手数料はかかります。スマートロックのAkerunと連携できるので、鍵の受け渡しの手間も減らせます。予約サイトでの集客や運営代行と組み合わせて、スペース独自の予約窓口を持ちたい方は、upnowをご覧ください。

https://upnow.jp